「ピアノって、絶対音感が必要ですか?」「うちの子には絶対音感が無いのですが」絶対音感と聞くととても格好の良いものに聞こえませんか?そもそも絶対音感が生まれつき備わっている人は3%程度だそうです。ピアノを弾くのに必要というより、訓練次第で身につく事もあり、人間の聴力の発達時期である3歳~7歳の間を逃すと難しいと言われています。
絶対音感がある人は、生活音をそのままピアノの音で弾く事が出来ます。例えばドアをノックする音や救急車のサイレンの音をピアノで弾く事が出来るのです。殆どのピアニストには絶対音感があるようです。生まれつき絶対音感があるがゆえに、ピアニストになれたのかもしれません。
一方で、相対音感というものがあり、これは多くの人が持っている、あるいは訓練により備わります。一度に10個以上の和音を鳴らしても全ての音を聞き分けられるのも凄いですね。長く楽器を触っていると自然と身につきますが、音楽を楽しむには相対音感が身についた方が便利なのです。
どちらがいいのかは、楽器やジャンルによるため一概には言えません。また、身につくかどうかも個人差がありますが、ピアノの演奏力にはさほど影響はないかなと思います。絶対音感はあると便利ですが、あまりこだわらずに楽器を楽しんでください♪